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Spring Breeze

木々の新芽が芽吹き、道ばたのあちこちで、いろいろな草花が思い思いに花を咲かせています。小さな虫も活動をはじめ、あちこちで命が動いていることを感じる今日この頃です。

個人的なことですが、前回のブログ投稿後、出産&怒涛の育児に明け暮れる日々がはじまり、ここ数年は受注中の仕事をきちんと責任をもって取組むことがやっとの状況で、ブログの投稿はおろか、ホームページの更新も放置(放棄?)しておりました。
しかしながら、おかげさまで子供もやっと少しコミュニケーションがとれるような状態にまで成長し、現在もろもろ積層するものを前に若干青ざめながらも、本格的な活動再開の整理と準備をすすめております。

そんな中、先日、卒業大学のロンドン総合芸術大学(UAL)の主催する同窓会があり、卒業生の集まる中で、トークイベントのパネラーとして招待を受けて、参加してきました。
卒業して10年。しかもここ近年はドタバタで何を話したらいいのやら、と参加を遠回しに断っていたのですが、先方からの強いリクエストと私自身、リスタート前の一つの契機にしようと思い、参加してきました。その様子がこちら。

2016年4月 UAL almni トークイベントの様子

今年は、Birds Designをスタートして10年目を迎える節目の年でもあります。
今後の活動がしっかりと進められるよう、これまでを振り返り、これからの準備を整えたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

11月 十一月 霜月 November, 2013

寒さの足音は少しづつ近づいてきているものの、東京はまだまだ過ごしやすい気候が続いています。

例年10月末から11月頭は、都内のあちこちでデザイン・イベントやフェアが開催されます。つい数年前までは国内ではそれほどメジャーではなかった海外発の「デザイン・イベント」が、あっという間に認知度が上がり、多く人が話題にしたり、実際に訪れるイベントにまで成長するとはすごいことだと思います。

世界レベルでよいクオリティのデザインオブジェクトやプランを多く見て、きちんとした価値観をもってモノとつきあえるようになる人が増えれば、生活は大きく変わるだろうと思います。モノの背後にある制作者やその考え方を知り、実際にそのモノを生活に取り入れ、使ってみる。こういった『体感できる』デザイン経験が増えることで、モノだけでなく、それを生み出したヒトへの感謝と尊敬の念も育まれるでしょうし、受動体験から能動体験への欲求へとつながっていっても欲しいなと思います。

10月 十月 神無月 October, 2013

猛暑の威力も勢いを沈め、ようやく秋の気配漂う、気持ちのよい季節になってきました。

しばらくご挨拶を放置しておりましたが、この夏、Birdsは昨年よりスタートした、Aging Mattersでの研究活動や、新プロジェクトの準備、また大学の非常勤の仕事を通じて「創るをサポートする」プロジェクトに従事しておりました。そんな中、先ほど、カタログ制作のお手伝いをしたオカムラ製作所さんの点滴スタンド「ディーボ」が本年度のグッドデザイン賞を受賞したとの嬉しい連絡をいただきました!

制作する、指導する、創る環境をサポートする。さまざまなプロジェクトに関わらせていただく機会を通じて、その一様ではない世界に時々道に迷いそうになりながらも、 ますますデザインという自分の仕事の世界に、魅力を感じています。

デザインについて、最近思っていること

「デザイン」という領域に、幸運にも長く身をおいている私ですが、 自分の専門性を一言で表現するとしたら、何て伝えるのが適切なのだろう、と毎年、仕事領域が変化、広がっていく度に考えます。振り返ってみれば、私が「デザイン」の世界にはじめて一歩踏み込んだ美大の学生の頃は、デザインは「産業」と強く結びついており、専門領域も、アウトプットも、より「モノ」と結びつき、関連するものが主流でした。

その大学を卒業して20年。今「デザイン」は、より「社会」の問題に向き合う機会が増え、そのアウトプットも、まず「システム」や「しくみ」といった「フレーム」構築の精度に重要度が集まっています。
そしてこれまでデザイナーのアウトプットとしてメインだった「モノ」の提案、制作は、ひとつは「未完成でもまずはテストランをして、改良を繰返すためのプロトタイプ」として、もうひとつは「はじめから高精度を求めるオブジェクトの生産」を追求する、少なくとも二つの流れが存在し、素早く誕生させるモノの役割と、じっくり時間を要して誕生するモノの役割は、それぞれ違う価値を伴っています。

今、私が母校で主任教授と共に担当しているクラスは、産業における様々な専門領域を学ぶ、国籍も年齢も違う生徒が、あるテーマに対し、前者の方向で「フレーム」と「モノ」の両方を提案する、というクラスですが、どんなテーマであっても、そこに必ず「私」を介在させることから始めるということを課しています。
それは「デザイン」にはそれを発言し、やりとげる側の「意志」と「責任」が不可欠なことに加え、どんなに相手のことを考えてのしくみ、モノづくりであっても、それを「自分ごと」として主観的に捉えられない限り、価値ある提案へ近づけないことに気づいてもらうためです。

数年前、トークショーでお聞きした永井一正さんの言葉が、最近よく頭に蘇ります。

『自然の一部である「自分」に向かって深く深く降り、自分を120%だせれば、それは「社会」とイコールになる』

はじめて聞いた時は、この言葉の意味がよく理解できないでいましたが、このところようやく、ああこういうことなのかな、と想像できるようになってきたように感じます。

7月 七月 文月 July, 2013

2013年もいよいよ後半に突入です。

今年は年頭からさまざまな変化がありましたが、まずその半分がひと段落し、これから年末にむけ、また新しいフェーズがスタートするような状態です。

さて、先月お知らせしたカタログのお仕事は、オカムラ制作所さんのヘルスケア事業部で販売する新商品のために作成したものです。この新商品は、7月17日〜19日に東京ビックサイト開催される、国際モダンホスピタルショウ2013にて発表されるそうです。
商品の前評判はすでにかなり上々とのこと。お手伝いしたカタログが、その評判を裏切ることなく、後押しする役割になってくれることを期待しています。

年初から仕事にもプライベートにも様々な変化が起こり、ただひたすら前を向いて突き進むだけだった2013年の前半でしたが、後半は少しじっくり、考えながら動けたらいいな、と思いながらちょうどこの半年を振り返っているところです。

6月 六月 水無月 June, 2013

春からスタートしたお仕事のいくつかも、仕上げのタイミングを迎えています。 その中のひとつ。今回、長年の旧友であるプロダクトデザイナーから依頼を受け、はじめて一緒に小型グラフィックをつくる機会をいただきました

内容はシンプルな商品カタログ。医療の現場で役立つことを願って、プロダクトデザインチームが肝いりで開発してきた商品で、使用者が病院内の看護師さんや患者さんであることから、女性視点で作成してみたいという希望を受け、 制作陣すべて女性でチームを組み、臨んだものです。

この仕事でとても印象的だったのは、チームバランスの良さです。今回は「本当によいものをつくるために」という基準がぶれず、クリエイティブに関して、互いが互いの専門性に信頼を持ちながら意見をしあえる環境がうまれました。今回は旧友がキーパーソンとなり、よい環境をつくってくれました。

その仕上がりまであと少し。うるさい指示だと言われようが、ここは自分の領域なので、「よいものをつくるために」と、最後の粘りをみせているところです。

5月 五月 皐月 May, 2013

一斉に芽吹いた四月の若葉がどんどん葉を茂らせていますね。

先月は沢山の大きな始まりと終わりが身の回りで駆け巡るダイナミックな月でした。これはその出来事の一つ。

ロンドンから帰国してBirdsの設立もまだ心もとない頃、初めて依頼された仕事が友人が独立してはじめるお店、カフェ・クーラのアイデンティティづくりでした。そのCuraさんが、葉山町にお引越が決まり、先月30日に経堂のお店が無事閉店となったそうです。頂いたカードにあった短いメッセージからは、彼女が次のステップに向けて一歩踏み出そうとしていることを十分に理解することができました。

人生のある時期において、とても大きな影響を与えてくれた彼女。いろいろなことが思い出されて、胸が熱くなりました。今回の閉店と新天地での出発の決意についてのご案内は、また私に何らかの影響を与えてくれるように感じています。

そんないろいろなはじまりと終わりの余韻を受けつつ、やっぱりはじまりの流れにのって、ぐんぐん進んでいるような気がしている2013年の5月のはじめです。

3月 三月 弥生 March, 2013

厳しい寒さも啓蟄の声とともに、急に暖かくなってきました。梅はそろそろ満開を迎え、桜前線の訪れもそう遠くないかもしれません。

今回は少しフライング気味ですが、現在準備をすすめている二つのサービスについてお知らせしてみたいと思います。
一つは「グラフィックファシリテーション」
もう一つは「制作する人も応援するペーパーアイテムデザイン」サービスです。

「グラフィックファシリテーション」は、主に社会経済活動を行なう企業やグループの企画創出場面において、サービスや商品アイデアなどを、さまざまな視覚表現によって発想を促したり、可視化して検証しやすくするなどのエスキースサポート、
「制作する人も応援するペーパーアイテムデザイン」は、制作時に、どの部分かに必ず職人さんの手しごと・技術を活かすことと、依頼者と制作者の想いと物語をつなぎながら丁寧につくっていくペーパーアイテムを目指します。

詳しくはまたおいおい発表していきたいと思っていますが、今回はこれにて。

2月 二月 如月 February, 2013

暖かい太陽の日差しに、ほろっと心が緩みはじめると、みぞれまじりの冷たい雪が応酬する、という天候の振り幅の大きな今年の二月。
Birdsは春に向けて、引き続き地道に地面を耕しております。現在は、あちこちでもやもやとしていたものが、少しづつひとつのところに集まって、形を成していく予感がしており、いつになくわくわく、そわそわしています。

さて、ひとつお知らせがあります。2月20日(水)に、プロジェクトチームメンバーとして関わっている Aging Mattersが、東京大学のオープンi.schoolにて一日ワークショップを担当します。タイトルは「コンビニ食×介護食=幸齢食〜2020年の食のあり方を考えるワークショップ〜です。自分ごととして未来の自分が生きる世界を、また自分にとって身近な両親が、現在通過しつつある変化について「食」のある一面から考えてみるきっかけをつくります。
いろいろな年齢、バックグラウンドの方にご参加いただけたら嬉しいです。
くわしくはこちらをご参照ください。

1月 一月 睦月 January, 2013

今年はお正月の休みが長かったせいか、珍しく新年の抱負などをじっくり考える時間を持つことができました。大きなテーマと小さな達成目標を書き出してみましたが、やってみるとなかなかいいものですね。年末に振り返った時に、このテーマと目標を持つ事で、どんな動きが起こったか、どんな方面が発達していったのかを確認することが今から楽しみです。

本年もみなさまと協動しながら、デザインによる解決を必要としているさまざまな問題について、グラフィックデザイン、ビジュアルコミュニケーションデザインの手法を通じて、ひとつひとつ具現化していくお手伝いをしていきたいと思っております。

2013年もどうぞよろしくお願いいたします。