寒くなったり、暑くなったりしながら、
今年も季節は少しづつ夏に向かっているようです。
今回のBirdsはギリシャから。
仲良しのイタリア人の友人が、昨年でかけた旅先で撮ってきてくれたものです。
群れをなして大空を飛んでいく鳥の姿は、
それが巣に帰る途中かもしれないし、
新しい土地へ向かう途中なのかもしれないけれど、
鳥達にとっては、ただ生きることをする、あたりまえのある日の姿にもかかわらず、
人には、なんだかいろいろなことを感じさせるんですよね。
特に「移動」ということになると、人間は特別な感情が働くような気がします。
引越、転勤、旅行など、
自分が「移動」するときも、ぐんとテンション高くなりますし
これまでそばにいた仲間たちが、
「NYに移住する」とか「オランダに行ってくる」とか聞くだけで、
平常心が乱れるのは私だけでしょうか。
恐らく「移動する」ことは人間の本能と深く関わっていることで
つまり「生きる」ための本能的な動きでもあると思うんですね。
新しいものに出会ったり、これまでと違う考え方を学んだり。
それは太古の昔から、人が移動することで食料を得たり、
住まいをつくったりすることと、どこか関係があるように思います。
だからこそ、どんなに住みやすい環境を得ていても、
「移動」には、なにか本能的に反応してしまうのかもしれません。
これを描いた人は、何を思ってこれをこの壁に書いたんでしょうね。
冷たいビールでも飲みながら、お話きいてみたいものです。(笑)