4月をむかえ、世の中は新年度のスタートで行き交う人々のはつらつとした表情がまぶしいです。東京ではようやく桜もちらほら咲き始めました。
そんな春のスタートを、Birdsはコンセプト立案からアウトプットを担当したペーパーツールの作成まで、イチから一緒につくってきた方の結婚式とともに迎えました。
二人の招待客ひと方ひと方を想う大きな愛情と、二人の職業プロフェッションによる仕掛けが随所に仕込まれたもので、アイデアをリードするためのコンセプトとキー・グラフィック・エレメントをしっかり計画したことが、結果それぞれ別の部分を担当するプロフェッションの方との共有項となり、会の趣向やメッセージがしっかり、強く伝わるものとなりました。
デザインとは、1)確固たる意志をもって自分の伝えたいこと、世の中に現したいことを能動的に計画すること。2)デザインがうまく機能するかどうか、どんな印象として存在してほしいか、仕上がった時のイメージをできるだけ細かく想像できるようになること。さらに3)その想像物を実現化させてくれる、実際に手を動かしてつくる人についての知識や協力や能力に敬意と理解を示し、信頼し、最高のパフォーマンスを促すこと。といった大きく3つの要素によって成り立っていると思っています。今回は、この3要素がとてもうまくいったので、素晴らしい結果が現れたと思っています。
このように、価値をつくりだそうとする全ての人々のアイデア、能力、技術に敬意を払い、それぞれの間の交通整理をきちんとし、共につくりあげていこうとする高い意識が、企業だけでなく、個人の領域の間にも広がっていくと、世の中はもっと豊かになっていきそうだと、改めて強く感じる仕事となりました。
この経験から何か広げていけないだろうかと、現在、企画計画中です。