寒さの足音は少しづつ近づいてきているものの、東京はまだまだ過ごしやすい気候が続いています。
例年10月末から11月頭は、都内のあちこちでデザイン・イベントやフェアが開催されます。つい数年前までは国内ではそれほどメジャーではなかった海外発の「デザイン・イベント」が、あっという間に認知度が上がり、多く人が話題にしたり、実際に訪れるイベントにまで成長するとはすごいことだと思います。
世界レベルでよいクオリティのデザインオブジェクトやプランを多く見て、きちんとした価値観をもってモノとつきあえるようになる人が増えれば、生活は大きく変わるだろうと思います。モノの背後にある制作者やその考え方を知り、実際にそのモノを生活に取り入れ、使ってみる。こういった『体感できる』デザイン経験が増えることで、モノだけでなく、それを生み出したヒトへの感謝と尊敬の念も育まれるでしょうし、受動体験から能動体験への欲求へとつながっていっても欲しいなと思います。