緑の味
この春から地域の農園で、人生初の家庭菜園に挑戦しはじめてからというもの、
天気予報がとても気になります。
気温が低いと苗の成長が気がかりになり、晴天で気温が高いと土の乾きが気になる、
という状況。
近所のノラ猫達が、我が物顔で畝の上を横切るものだから、
しばらく見ないでいると、土の上に、直径5cmくらいのまるい穴がぽつぽつと空いていることもしょっちゅうで、油断できません。(笑)
そしてこの時期ともなると、そろそろ各人の菜園の様子も違いが明らかになってきます。
年配の方の利用者が多いので、毎日よく手入れをされているところは、植物達もすくすくと元気に育っています。人によって植えるもの、植え方も違い、本当に個性がよーく現れて面白いです。
さて一方、私たちの菜園の様子はどうなっているかというと、
うーむー。。。君たち、成長してる???
ひょろん、としてまだ弱々しい感じだし、
植え付けてすぐ雹の攻撃にあった苗たちはびっくりしてしまったのか
成長を遠慮している感じ??に見えてなりません。
今日のように暖かい(というか、暑い!?)日が続けば
もっと成長してくれるかなあ、と様子を見守っているところです。
それにしても、種をまいて芽が出ることがこんなに嬉しいと思いませんでした。
精一杯葉を広げている緑の新葉をみると、「がんばれー」とつい声をかけてしまいます。
しかし、そのかわいい芽たちをそのまま全部育ててしまうと、
養分が分散して成長が弱まってしまうので、いくつかの元気な芽を残して、残りの弱い芽をとっていかねばなりません。
これが「間引き」の作業。ふふふ。。
まだ本葉がでたばかりの小さな芽たちをみると、
この状態で間引いてしまうなんてちょっとかわいそう、、と思うのですが、
それもつかの間。結局ぷいぷい摘んでしまいます。
でもこの間引き葉は、もちろんムダにはしません。
これがけっこう小さくてかわいいのにしっかり葉っぱの味もあるので、
サラダやサンドイッチの彩り、トッピングにとてもいいんですよ。
ここしばらくは間引きした葉の緑の味わいで、5月の風を感じられそうです。