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Birds Garden

Latest posts.

今、この時に思うこと。2011.March

2011年3月11日に発生した宮城県沖を震源地とする大地震と、それに続く震災により被災された方、また関係する全ての方の心労、心痛をお察しいたします。そして、一刻も早い日常生活の復興を心より願ってやみません。

東京という被災地から遠く離れたこの場所にいても、連日の凄惨な映像、飛び交う様々な危険回避の為の緊迫したニュース、電力供給量低下による日常都市生活への制限を目の当たりにすることで、不安が胸の中にどんどん溜まってきます。各人がなんとか緊張の糸を爆発させないよう、頑張っていることを感じます。

Birdsが掲げているコミュニケーションデザインの範囲は非常に広く、今回のような非常事態に際しては、ほんとうにささやかなことしかできません。それでもこの「ささやかなこと」がいつか、誰かの小さな助けになることができれば、その誰かがまたいつか、誰かを助けることができるかもしれない。そう思いながら目の前の自分ができる「ささやかな」コミュニケーションの手段や考えを、こつこつと続け、深めていこうと思います。これからもBirdsの助けを必要として下さる皆さんがいる限り、精一杯お手伝いできることを考え、行動していきます。

こんなものを買った_04 : トウモロコシ茶

ここ最近、気になっていた町がありました。青梅です。すてきだなあと思える人が発信しているものを辿っていくと、ある共通するものにあたることが少なくないと思うのですが、私と青梅の出会いも、そんな感じでした。停電の影響はあるかもしれないけれどお天気もよさそうだし、まあ散歩してみようかな、ということで、あまり前知識を入れずに出発。でもせっかく外で食べるんだから、食べるものは美味しいものがいいなあ、ということで、連れ合いの知人が最近コンサートをおこなったユニークな蔵があって、ゴハンがおいしい、ということだったので、そこでランチをとることを楽しみに出かけてみました。この日は電車の運行も平常どおり。普段あまり聞かない名前の駅を通るとまるで旅行に来ているような気もしてきます。

さて、目的地の青梅に到着。降りてびっくりしたのは建物の素敵さ。どれもとても古い建物なのですが、使われてきた時間を感じさせるガラスや壁、といった建物を構成するそれぞれのパーツがとてもいい感じに年を重ねているのです。東京にもまだこんなところが残っていたんだー。しかもとても味があってすてきだな〜と思う建物は、それぞれの居住者が何らかの個性ある使い方をしています。

大谷石のずっしりした量感の蔵。ここが目的のランチ場所です。建物は戦前養蚕業で使用されていた繭蔵を移築し、リノベーションして、今はダイニング・ギャラリーとして使用されており、ほっとおちつく心地よい空間です。はじめてきた人を緊張させるような威圧感はなく、置かれているものも、使われているものも、とてもしっくりなじんでいます。

そこでだされたお茶がトウモロコシ茶でした。湯気のたちのぼる暖かい湯のみを口元に近づけてびっくり。ふわ〜っと甘くやわらかな煎った豆の香りに、黒豆茶のような、こうばしい豆茶の味。口にふくむと鼻の奥にふうっとトウモロコシの香りが抜けます。おお、これははじめての味だが、知っている味でもあるぞ。なんだかとても落ちつく〜。

こうやってお茶を飲んでほっとしたり、新しい気付きを発見すると、心と体がだんだん元気を回復してくることが分かります。どんな時も好奇心を失わず、新しい視点をもって、動いてみる、ということが、生きて行くことの助けになっていることを改めて感じる機会となりました。

トウモロコシもお茶になるんですねー。新発見。青梅 繭蔵にて トウモロコシ茶 250g 500円

トウモロコシもお茶になるんですねー。新発見。青梅 繭蔵にて トウモロコシ茶 250g 500円

3月 三月 弥生 March, 2011

2月の最終週末は、Birdsがアソシエイトパートナーとして広報をお手伝いしている Kimizuka Architectsさんのオープンハウスがありました。おかげさまで両日とも晴天に恵まれ、気持ちのよい気候の中、ご見学いただくことができました。

しかしながら驚いたのは、道を通りすがる近隣の方々から「これ、売ってるの?」「いくらで買えるの?」と建売住宅や、モデルハウスかのように問い合わせいただいたことです。みなさん「他の建物とは違っている」ということには気づかれるようですが、建主の住み方の希望や生活のビジョンからはじまり、建築家や施工業者という人の頭と手と工夫によってカタチになされたもの、というところまでは考えが及ばないようです。

自らが住む空間を、自らの頭で考え、それを形にしていくことができる家作り。知らず知らずのうちに自分の行動や意識に影響を与えている家だからこそ、できあがったものをお買い上げするのではなく、一からつくりあげる、という方向に向かって欲しいなと思いました。

※ このオープンハウスの様子は、Japan Architectsブログで見ることができます。よろしければ是非ご覧ください。

青空に真っ白の壁が映えます。

青空に真っ白の壁が映えます。

こんなものを買った_03 : 元気をくれたドーナツ&パッケージ。

2011年3月11日に発生した宮城県沖を震源地とする大地震は、日が経つにつれて、さまざまな問題が連鎖的に発生し、被災地から遠いここ東京でも、連日の深刻な報道に加え、電力供給低下による交通や物流の障害による影響を日常生活で感じることから不安が増しているようです。

心臓に毛が生えていると思っていた私自身も、今回はさすがに様々なことに必要以上に敏感になってしまい、普段はほとんど見ないTwitterやUstreamに釘付けになってしまったり、ちょっとした余震にもビクッとしてしまったり、生活リズムを変えざるをえない「計画停電」への対応などで、被災地の深刻な状況とはまた別の心理的なプレッシャーに疲れを感じはじめていました。

そんな時相方が、注文していたコンピューターのソフトウエアが届いたと連絡があったのでとりに行く、というので、私も一緒に出かけることに。地震が起こって5日目のことです。

地震後数日は不安定だった鉄道も、この日は通常運転に。普通に動いている、という事実は気持ちの安堵につながります。車窓からはスーパーや店舗が節電のために薄暗くなっている様子がみえます。みんな節電、頑張ってます。

デパートでは海外高級ブランドのテナントショップが軒並み休業。自粛のためか、従業員の安全のためか。空っぽで、暗くなっている有名ブランドショップエリアの向こうには、営業しているお店の光も。東京の経済活動がストップしてしまったら、他の地域を救えなくなる。いろいろと複雑な思いを抱きながら、通り過ぎました。

目的の店で注文の品を引き取った後、もう少し街の様子をみるために周辺を歩いてみることに。

いつも外国人で一杯のサザンテラスのコーヒー店も、さすがに今日はほとんどみかけない。その向こうには、行列で有名な人気のドーナツ店。今日は店の中が暗いし、人も並んでいないので、休業?と思って近づいてみると、人の気配が。お店、営業しているみたい。

並ぶのがキライな私なので、実は店内に入店したのは今回がはじめて。しかもそれほどドーナツ好きではないのですが、ころんとまんまるのカタチがズラっと並んだ様子にふわっと顔がほころんでしまい、相方の分と私の分、二個を注文。テイクアウェイでね。お店の人は少しびっくり顔。そうか、みんなもっと大量に購入するんだっけ。

シュガーグレーズのかかったまるいドーナツは、パラフィンにつつまれて、赤いロゴの入った濃いグリーンの小さな水玉の袋の中に。ポップな柄の、マチの広いぽってりした紙袋は、持っているだけで、なんだか心わくわくしてしまう。このかわいらしい水玉と、明るいアメリカンダイナーのイメージは私の重い気持ちを一気に軽くしてくれました。

はじめて購入。節電で薄暗い店内にて。

はじめて購入。節電で薄暗い店内にて。

緊張の続く情報を浴び続け、皆が先の見えない状態に不安になっている時。こんなとき、グラフィックデザインは一体何の役にたつのだろう、と思って落ちこんでいた私の気持ちに、この小さな水玉袋は光をくれたような気がします。

よいデザイン、というものは相対的なものなので、人によっても、それを使う環境によっても見方、感じ方は変わるでしょう。環境が緊迫している時に、すばやく要点を伝えられるダイアグラムのようなインフォメーショングラフィックスは、このような状態の時に非常に役に立ちます。
では、イラストレーションやパッケージのようなデザインは、単に表層的なものなのでしょうか?
私は一瞬、そう思ってしまうところでしたが、そうではないということを、今回身をもって体験しました。

グラフィックの力を信じて、これからも続けていけそうです。

食べ物もグラフィックも、人に笑顔とパワーを与える力をもっています。ドーナツ1個160円から。Krispy Kreme Doughnuts 新宿サザンテラス店にて

食べ物もグラフィックも、人に笑顔とパワーを与える力をもっています。ドーナツ1個160円から。Krispy Kreme Doughnuts 新宿サザンテラス店にて

今月のBirds08_from Italy

今回のBirdはイタリアより。

友人のイタリア人メディアクリエイターのMaraがクリスマスギフトとして送ってくれたものですが、このBird、ごく薄いメタルのようなものを溶接して作られており、表面のマットな肌触りや、カランと響く乾いた音などが、とてもとても美しいものです。

が、しかし。

これを吊ってみますと、
『これって、この位置で本当にいいの?』
と疑問になってしまうくらい、ものすごい鋭角ポーズになるのです。

テーブル等に置いてみる時には、吊り下げのフックの位置はできるだけ背のラインからじゃまにならない、目立たない位置の方が美しい。確かに。でも、このオブジェクトの用途は「吊り下げる」ことなんだから?うーむむむ、、やはりこの極端な「傾き」は計算づくし??

そんな私の小さな悩みが深まる中、このイタリアバードちゃんは私の目の前で、すまし顔の鋭角ポーズをとり続けています。

せっかくなので今回は「置きポーズ」でキメてもらいました。「吊りポーズ」にご興味のある方、個人的にご紹介します。(笑)

せっかくなので今回は「置きポーズ」でキメてもらいました。「吊りポーズ」にご興味のある方、個人的にご紹介します。(笑)

2月 二月 如月 February, 2011

暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きますね。

この度、BirdsがアソシエイトパートナーとしてPRツール制作をお手伝いしているKimizuka Architectsさんが設計した「あざみ野G/SOHO」プロジェクトが完成となり、クライアントさんと施工業者さんのご厚意で、2011年2月26日(土) - 27日(日)の2日間、オープンハウス(内覧会)を開催します。

あざみ野G/SOHO オープンハウスのご案内 (終了しました)
あざみ野G/SOHO ライブレポート(地鎮祭からはじまり、家が完成するまでのすべてが詰まったユニークなレポートです。)

1月 一月 睦月 January, 2011

みなさまに新春のお慶びを申し上げます。

昨年度のBirdsは、みなさまのおかげで数々の刺激的なプロジェクトに参加する機会をいただき、異なるタレントが集まり、チームとなって活動することから生まれる発想のポジティブな発展や、成果の質を意識する一年となりました。また、このような新しい機会によって、Birdsのコミュニケーションデザインの幅もぐんと広がったことに大変感謝しています。

今年もBirdsは、コミュニケーションデザインのプラクティス、コンサルティングを通して、デザインだからこそできる、さまざまな可能性を追求していきたいと思っています。

本年度も、Birdsをどうぞよろしくおねがいいたします。

2011年、年始業務についてのお知らせ

旧年中は大変お世話になりました。

Birdsの2011年は、1月6日(木)より始業いたします。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

10月 十月 神無月 October, 2010

すっかり秋らしく涼しさが増し、過ごしやすい季節になりました。秋は一年で一番好きな季節です。
特に今年のような厳しい暑さを過ごした後では、この穏やかで気持ちのよい秋の気候下ではいつもにも増してやる気がでます。

それにしても「○○の秋」とはよく言い得たものです。私の場合、秋と言えばやっぱり「食欲の秋」。大好物は栗なのですが、この時期になるとフードコートには栗を使った製品がいっぱいで、歩くだけでもわくわくしてしまいます。

Birdsが広告ツールを担当している「東京パステッロ」にも、季節限定で「マロン」フレーバー登場です。また10月半ばより、羽田空港でも「東京パステッロ」の期間限定ショップがオープンします。お近くを通る方、是非のぞいてみてください。

こんなものを貰った_03 : Spirits of England

外出先から戻ると、机の上に小さなパケットが届いていた。
それはロンドン在住のイギリス人友人から、私へのバースデイギフト。
そこで私は喜びにはやる気持ちを押さえながら、パケットに冷静な視線を向ける。

ーーー はて。今年はどういう趣向できたのだろう?

彼女は出会ってからこれまで、私への誕生日とクリスマスのギフトを、一度もかかさないで送ってくれるのですが、そのどれもがいつもとてもユニークなアイデアで、あけるたびに心地よい驚きがあるのです。例えば、ある時はデザインウィークで発見したらしい、小さなおもちゃだったり、ある時はそのシーズンでしか手に入らない小さなチョコレートだったり。時には、これは一体どうやって使うんだ?というものもあったりするのですが、きちんとオチが分かるように解説もつけてきます。

贈り物を選ぶのは、もっとも楽しく、同時にもっとも難しい買い物でもあります。相手のことを思って、相手に気に入ってもらいたいという気持ちで、球すじを考えるけれども、これ!という球を打ち込むには、その相手がぎりぎりフォローできるレヴェルも考慮しなければなりません。相手が上級者だと、まっすぐな球ばかり投げていては、簡単に返されてしまうし、逆にこちらがどんなに変化球が上手でも、相手が受け止められなければ、恐怖の印象だけを残してしまう危険性も。

そういう意味で、彼女は非常に高度なテクニックをもったバランスのいいプレーヤー。
私に対しては、ズバッといい球を投げてきます。

さて、今回の球は、古きよきイングランドを、彼女らしい直球にみせかけた変化球で打って来たようです。そこには私が出国前日にデパートを駆け回って買い求めた、大好きなラベンダーソープも入っていました。ムムウ、お主いいところを突いてくるのう。

このように義理堅く、でも決して直球ではない投げ方は、私が経験してきたイギリス文化の最も刺激を受けた部分でもあります。
ユーモアのある、まじめなやさしさ。
その高度な「対話」に触れることで、私はかの地で経験した「異文化」と対峙した時の驚きと刺激を、いつも鮮やかに思い出せるのです。

そして直ちに私も返答を考えます。なぜなら彼女の誕生日もこれまた同じ月の数週間後というなかなかニクいタイミングにあるからなのです。球えらびは、これがどうして、なかなか難しいのだけれども、これをやらずして、どうして日本とイギリスの友好関係が保てるというのか!?(笑)

勝負(?)はいつもイーブン、だと個人的には思っていますので、もうしばらくは、この試合が終わることはないでしょう。さて、私たちのラリー。どこまで続くかな?

なんて素敵なOld England! 暖かくて、懐かしくて、優しいです。

なんて素敵なOld England! 暖かくて、懐かしくて、優しいです。